カテゴリ: 出産レポート

教科書通りの出産なんてないよね。

全てが初めての事ばかりだったので、妊娠初期から探り探り。
自分の身体で、命を育てるって、女の人って凄いなあと思いました。


母子手帳を見てみると、私のお産にかかった時間は17時間。
初産の平均は12時間だそうで、助産師さんにちょっと時間かかっちゃいましたね。
って言われたけど、今思うと、激痛に耐えた17時間もあっという間でした。

いやほんと、陣痛なめてました。

体の内側から湧き上がる激痛。
お腹が爆発するんじゃないかと思ったくらい。

変に理性が働くから、うんこ出たらどうしようとか思って、全力でいきめなかった。

初産は1週間くらい遅れるよ。
を、鵜呑みにしてしまって、マグミット飲むの怠っていた…。
いきんだ瞬間の脱糞だけは避けたい。
この思いしかなかった、ダメな私。

ほんと、我が子には頑張って出て来てくれてありがとうの気持ちしかない。
モニターで常に我が子の心拍みてた。
こんなヘタレな母ちゃんのお腹の中で、ちゃんと出る準備して、元気に出て来てくれて。
母ちゃんの自己採点は25点だけど、我が子は100点満点だよ。

尿も、分娩台の上で尿道にカテーテルみたいなの入れられて強制的に排尿。

人生初の体験が目白押しの出産となりました。


そして思った。
夫を立ちあわせなくてよかったー。
自分のあんな情けない姿見せられないよ。

いきんでるクッソブサイクな顔なんか見せられん!

私個人の意見なので、夫立会いを否定しているわけではありません。



出産から、2ヶ月たちました。
遠い昔のようです。

毎日育児に追われていますが、日々成長していく我が子が可愛くて可愛くて。
寝不足と腱鞘炎になりながらも頑張っております。

今ではお喋りな娘です。
朝起きて私の顔を見てニッコリ。
哺乳瓶見てはニッコリ。

「あう〜。ほわ〜。あくぅ〜。」一生懸命話しかけてきてくれます。
絵本読むと喜びます!

1日1日、出来ることが増えてきています。

もう可愛すぎる。

お腹に来てくれてありがとう。


出産を振り返ってみたけど、陣痛の痛さとかもう忘れてしまいました。
それを上回るくらい、我が子と対面できた喜びのほうが強いです。




長いうえに、とりとめのないまとめですみませんでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

次は入院中のアイテムやら色々記事にしたいと思います。

短く息をして、あたたかいものが出て来て、元気な産声が聞こえてきた。

ホッとした、終わった。
放心状態で天井を見る。横目で処置台へ運ばれる赤子を見る。
あ、おしっこピューってしてる。元気に泣いてる。よかった。

そこらへんの記憶は曖昧だが、胎盤もその後すぐ出て来て、後陣痛もなかった。
切開した所をちくちく縫合。いろいろ痛いんだけど、アドレナリン全開で乗り切った。

縫われながら夫に出産報告する。
立ち会ってくれた母は、孫をパシャパシャ撮ってる。

そしてカンガルーケア。
産まれたての我が子を抱いた。

あったかいな。鼻、低いな。デーブ大久保に似てるな。うにょうにょ動いてるな。
まだお腹の中に居ると思ってるのかな。
手をしゃぶってる・・・エコーでも手をしゃぶってたな。
かわいいな。かわいいな。ちっちゃいおてて。
頑張って出て来てくれたね。苦しくなかった?
おもいやりのある つよいこにそだってほしい。
色々な想いがあふれてきました。

そしてカンガルーケア終了。
我が子は処置室へ。翌日から母子同室なので、それまで新生児室でお世話になることに。

私は分娩台で2時間の安静。
その安静中に、義両親がかけつけてくれました!!嬉しかったーー!!
何か食べたいのある??って義母がきいてきたので、
「かーちゃんの(義母のこと)にぎったオニギリがたべたい!!」
あつかましくもリクエストしちゃいました!

2時間の安静後は病室へ。
色々なところが痛かったけど、充実感でいっぱいでした。

夕食を食べて、翌日に備えて早めに就寝しました。

午前4時、母を召喚した私は、陣痛ピーク時にひたすら腰をさすってもらっていた。

お腹につけたモニターには、陣痛を数値化してくれている。

最初は30あたりで痛い!!なぁんて言ってた私。
それが時間が進むにつれて50、60と、どんどん上がってきている。
子宮口は1時間に1センチ開いてきている。
でも破水しない。

8時、朝食が運ばれてくるが、食べる余裕なんてない!!!
この痛みの中、ご飯食べられる人居るのか!?
助産師さんは、少しでも食べたほうがいいです!なんて言ってましたが、
ムゥゥゥリィィィ!!!無理無理無理!!!食えないっす!!!
心の中で叫んでました。でも、口からはうめき声しか出ず・・・。

9時になり、子宮口は6センチ。
動けるうちに、分娩室に移動することに。

ついにきた!!この時が!!!
始まったからには終わりがある。この痛みにも終わりがある!!
そう自分を奮い立たせて(大げさ)分娩台へ。

でも、子宮口が開かないといきんではいけなくて、このいきみ逃しが辛かった。
子宮口全開が12時。
9時から12時までの分娩台の3時間の記憶は曖昧。

でも、覚えてる景色がある。

モニターの数値。
我が子の心拍の横に、痛みが数値で出る。
マックスは100だとわかった。

痛くないときは1~10。
それが、「あ、痛みがくる」と構えるといっきに30~50に跳ね上がり、60~100になると、もう叫んでました。
だんだんと、100の時間が多くなる。腹も張る。腰が破裂しそうだ。
もはや、どこが痛いのかよくわからなくなる。

子宮口が開くまでは叫んでました。
「いたいいたい!いだい!!いきみたいーーー!!」
いきみたいのにいきめない。なんの地獄だこれは。これが3時間。
心が折れそうだった。

12時に内診があり、10センチに開いたので、いよいよ出産!!
なのにね、いきみのがしで体力消耗したので、肝心の時にHPゲージ半分以下。
誰かベホマかけてくれ。ケアルガかけてくれ。薬草くれ。グリーンハーブくれ。
むしろ世界樹の葉を用意してくれ。
もうそんなことばかり考えてた。気が散った。

いきみかたもわからん!!
痛みがピークの時に、息を止めて、お臍を見て・・・、なんか出る!!
自分でもイチかバチかだった。
子が出るか、うん子がでるか。
脳内は、「何が出るかな~何が出るかな~」あのサイコロトークの曲がエンドレス。

子の心拍が下がったらどうしよう。そんなこともあり、モニターから目が離せなかった。


1時になり、いきんでも破水しないし子も出ようとするんだけど子宮内に戻っていく。
一歩進んで二歩下がる状態。

人工的に破水してもらいました。
股の間から羊水が流れ出る。あったけぇ・・・。
娘はここにトツキトオカいたのか。
そんなことを考えながらいきむが出てこない。頭は見えてますよ!!と励ましてもらうもそれ以上出てこない。
立ち合いの医師が、会陰切開する。陣痛とは違う、金属的な鋭い痛みが走る。

切開から2回いきんだところで、
「はい!!赤ちゃんでますよ!!もういきまないで!!短く息して!!」
その瞬間、なんか、あったかいものがドゥルドゥルと出た。


長くなるのでレポ3へ。

出産予定日である12月2日の朝に、まだ産まれないのかな??という内容の日記を投稿した後、11時くらいでしょうか、テレビを見ていて、なんか違和感。血の匂いがする・・・
久しく嗅いでいなかった鉄の匂い。
慌ててトイレにいってみると、ナプキンに生理2日目の量の出血!ナプキン真っ赤!!
おしるしって、すこーしナプキンにつく程度だと思い込んでいた私。
軽くパニックですよ。母に報告したあと、出産予定の病院へ電話し、指示を仰ぐと、入院セットを持って今すぐ来てくださいとのこと。

運転手である母は、のんきに「入院になるかもなの??じゃあシャワー浴びるからまっててー」と。

大量おしるしに軽くパニック。
略して軽パニだった私は、まじか!!??のんきすぎるだろ母!破水したらどーすんだ!!と思いつつも、着替えて、玄関に用意してあった入院セットの準備をしました。

この時、まだ陣痛もなく、ただナプキン真っ赤になってただけ。

20分後、準備万端な母とともに病院へ。

産科に到着後、内診をしてもらう。
子宮口は2センチのままだが、赤ちゃんの頭が見えてるし、触れるとのこと。
そのまま入院となりました。

人生初の入院です。
健康に産んでくれた母ありがとう。

今夜はM-1グランプリだけど、それどこじゃないなあ。
優勝だれだろ・・・。そんなことを思いながら夕方5時に夕食。初めての病院食。

病院食がおいしい産科を選んで出産される方もいらっしゃるけど、私は、温かいごはんが食べられるだけで幸せだし、味とかあんまりこだわらないので、あたりまえのように完食!!
薄味って、大事だよなーと思いました。

夕食時から、なんとなく生理痛のような痛み。鈍痛。

いま思うと、これが陣痛の始まりだったんだなと。
夜7時に心拍モニターつけるが、赤ちゃんの心拍が170台。
私が緊張すると赤ちゃんの心拍も早くなるとのこと。
そりゃ緊張もしますわ!!人生初めての入院、お産なのですから。
モニターも1時間程度で終了。

夜9時、付き添いの母帰る。
帰るとともに、だんだん痛みも増してくる。

日付が変わって、痛みも増してくる。
間隔を図ると、0時台は10分おき。
1時台は8分。2時台は7分・・・。短くなってるし痛い!!
でも、どのタイミングでナースコールしたらいいかわからん!!

3時に看護師さんが様子を見に来てくれて、陣痛が6分間隔になったことを伝えると、陣痛室に移動。
夜のシーンとした廊下をゆっくりあるきました。

明け方4時、もう痛い!!声が漏れてしまうくらい。
広い陣痛室に1人きり。


流石に心細くて、出産に立ち会う予定の母を電話で召喚。 もう、ヘタレな38歳だと笑ってやって下さい。 長くなりますので続きます。

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